サンカルロの半弟ヘルデンテノール(牡、父ディープインパクト、美浦・大久保洋)が1番人気に応えてデビュー戦を快勝した。道中は中団のインで構えて、勝負どころでスムーズに外へ。鞍上・吉田豊の合図に反応良くスピードを上げて直線半ばで抜け出すと、後続の追い上げを余力十分に封じた。勝ちタイムは1分50秒0。3/4馬身差の2着は後方から脚を伸ばした5番人気のツクバインドラ、さらに3/4馬身差の3着には3番人気のヒカルデザイアーが入った。なお、2番人気のトーセンターキーは4着、注目を集めた白毛馬のブラマンジェ(4番人気)は5着にそれぞれ敗れた。
吉田豊は「練習ではゲートを出なかったが、実戦ではスムーズに前を見ながら運べた。直線は攻め馬通りに伸びたし、テンションを保てれば距離も融通が利きそうです」と今後の飛躍を描いた。