19日、阪神競馬場で行われた野路菊S(2歳OP・芝1600m)は、福永祐一騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝190円)エイシンヴァイデン(牡2、栗東・瀬戸口勉厩舎)が、3角で先頭に立つと直線では後続を突き放し快勝した。勝ちタイムは1分35秒4(良)。2.1/2馬身差の2着は好位追走の6番人気スズカフォイル、さらに1/2馬身差の3着は後方から追い込んだ8番人気コスモキララ。2番人気に支持されたビッグサウンドは、4角で2番手まで押し上げたが直線伸ず4着に敗れた。
勝ったエイシンヴァイデンは、父が97年ベルモントS(米G1)を制したTouch Gold、母Vermont Girl(その父ミシエロ)という血統で、伯父には99年BCスプリント(米G1)を制したアータックス Artax(牡9、父Marquetry)がいる。6月20日のデビュー戦(阪神・芝1400m)では、後にラベンダー賞(2歳OP)を制したオーヴェール(牡2、栗東・浅見秀一厩舎)以下を抑え快勝すると、続くフェニックス賞(2歳OP)では2着に5馬身差を付け圧勝。前走の小倉2歳S(G3)では、圧倒的1番人気(単勝190円)に支持されるもコスモヴァレンチ(牝2、栗東・加用正厩舎)の4着に敗れていた。通算成績は4戦3勝。