ダービーグランプリ、パーソナルラッシュ圧勝

2004年09月20日 16:11

 20日、盛岡競馬場で行われたダービーグランプリ(3歳、交流G1・ダート2000m、1着賞金5000万円)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気パーソナルラッシュ(牡3、栗東・山内研二厩舎)が、道中2番手追走から直線は早めに抜け出すと、4番手追走から直線伸びた2番人気トップオブワールドに9馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは、メイセイオペラが98年みちのく大賞典で記録した2分03秒5(不良)を更新する2分02秒8(良)のレコード。さらに4馬身差の3着は道中3番手追走のメイショウムネノリ。4着には後方待機から追い込んだ6番人気トキノコジローが入り、3番人気トーセンブライトは直線粘れず5着に敗れた。

 勝ったパーソナルラッシュは、父ワイルドラッシュ、母Personally(その父Alydar)という血統の米国産馬。重賞初挑戦となった前々走のユニコーンS(G3)は3着に敗れたが、前走のエルムS(G3)ではタイムパラドックス、ウインデュエルなどの古馬を破り重賞初制覇を飾っていた。通算成績9戦5勝(重賞2勝)。外国産馬の勝利は同レース初。9馬身差の勝利は、00年レギュラーメンバー(大差)、02年ゴールドアリュール(10馬身差)に次ぐもので、01年ムガムチュウと同じ。なお、指定交流となった96年以来、同レースはJRA勢の9連勝となった。

 今春から静内・アロースタッドで種牡馬生活をスタートした父ワイルドラッシュにとっても、日本でのG1勝ちは初。今年の3歳交流G1はジャパンダートダービー(大井)のカフェオリンポス(牡3、美浦・松山康久厩舎、父Grand Slam)に続き、いずれも外国産馬の勝利となった。

 鞍上の安藤勝己騎手は、92年トミシノポルンガ、昨年のユートピアに続き同レース3勝目。アドマイヤドンで制した帝王賞(交流G1)、タイムパラドックスで制したブリーダーズゴールドC(交流G2)、ディバインシルバーで制した黒船賞、北海道スプリントC(共に交流G3)、グラッブユアハートで制したスパーキングレディーC(交流G3)に続き、交流重賞は今年6勝目。19日にはローズSをレクレドールで制しており、2日続けての重賞制覇となる。管理する山内研二調教師は、96年イシノサンデーに続き、同レース2勝目。

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