外のサトノキングリーがオルフェーヴルの全弟、リヤンドファミユをハナ差退け優勝した。/阪神新馬
9日、阪神競馬場で行われた5R・メイクデビュー阪神(2歳新馬・芝1800m)は、全兄に2011年牡馬クラシック3冠や有馬記念、2012年宝塚記念など国内外の重賞8勝を挙げている
オルフェーヴル(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)や、2009年の宝塚記念、有馬記念の
グランプリレースを制覇などG1・3勝を挙げた
ドリームジャーニーがいる、
リヤンドファミユ(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)が圧倒的1番人気に推されて川田将雅騎手の手綱で登場。
レースは、スタートで1馬身ほど後手を踏んで、序盤最後方の追走となったM.デムーロ騎手騎乗の2番人気
サトノキングリー(牡2、栗東・藤原英昭厩舎)が、4コーナーで馬場の大外を回りながら前の集団を射程圏へ。直線に向くと、中団追走から外に持ち出された
リヤンドファミユと馬体を合わせながら、残り200m過ぎからはこの2頭による抜きつぬかれつの激しいマッチレース状態に。
結局最後は外の
サトノキングリーが、僅かに抜けた後にゴール板前でまた盛り返して兄譲りの勝負根性を覗かせた内の
リヤンドファミユをハナ差退け優勝した。
勝ちタイムは、この時期の2歳新馬戦としては異例の1分48秒8(良)の好タイム決着。
さらに離れた3.1/2馬身差の3着に、3番人気
シークレットレシピ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が入った。
勝った
サトノキングリーは、父ダイワメジャー、母ファンジカ、その父Law Societyという血統。半兄のハイアーゲームは、2004年青葉賞など重賞2勝を挙げている。
【勝ち馬プロフィール】
◆
サトノキングリー(牡2)
騎手:M.デムーロ
厩舎:栗東・藤原英昭
父:ダイワメジャー
母:
ファンジカ母父:Law Society
馬主:里見治
生産者:社台
ファーム