検索メニュー

  • クラブ馬分析
  • 募集馬検索
  • 血統検索
  • 条件別検索

詳細検索

  • 性別
  • 馬齢
  • 生産者 指定なし
  • 馬主名 指定なし

キズナら、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

2012年12月13日 16:56

ラジオNIKKEI杯2歳S出走を予定しているキズナが坂路で追い切り(撮影:井内利彰)

 今週の栗東は時折、雨と雪が混じったような天気もあったものの、全般的に日中は日差しがあって、馬場も乾きやすい天候。11日の段階では重そうだったウッドチップも日を追うごとに通常時に近付いている印象を受けた。

 それでも時計が掛かることに変わりはなく、馬場状態としては悪い。Cコースは時計こそ出るものの、ノメったり、バランスを崩すような馬もいたりして、時計とは違った意味で悪い馬場状態。今朝13日も直線で急に落馬するアクシデントが発生しており、少しウッドチップの状態を見直した方がよいのではないだろうか。

【坂路/4F51.9秒】
 12日。冒頭にも記したように、先週に比べると随分と時計が出る馬場に戻ってきた。そうは言っても、この日の一番時計はエーシントップ(栗東・西園正都厩舎)の4F51.2秒。この馬を含めて、51秒台が3頭という時計の出方は通常より重い印象。

 そんな馬場を軽快に駆け上がってきたのが、来週のラジオNIKKEI杯2歳S(12月22日・阪神芝2000m)を予定しているキズナ(栗東・佐々木晶三厩舎)。主戦の佐藤哲三騎手が落馬負傷したことで、今回から武豊騎手が手綱を握ることに。その試運転とばかりに、追い切りに騎乗していたが、同厩ダローネガに先行する形で道中を進めた。

 1秒近く先行していたが、その差はほとんど詰まることなくゴール。時計は4F53.9〜1F13.4秒と前走時に比べると遅くなっているが、今回の方が最後まで余力が残っていたし、馬場状態の違いを考慮すれば、数字の評価はできる。このひと追いで更に良化しそうな印象も受けるだけに、来週の動きも楽しみなところ。

 先週の馬場差は5日が「+1.8秒」。重いとはいえ、先週よりは随分と回復しているので、今週は12日、13日とも『+1.0秒』の馬場差で観測した。

【CW/5F66.5秒】
 Cコースは馬によって、荒れた馬場の得意不得意が顕著に出ている印象。特に直線は一番力の入る場所だけに、手前を替えた瞬間に馬場の悪い部分に蹄をはめてしまって、ノメル馬も少なくなかった。

 馬場差自体は12日、13日とも大きく変化はないが、動きが目立ったのは13日のインペリアルマーチ(栗東・音無秀孝厩舎)。坂路調教がメインの厩舎ではあるが、この馬に限ってはEコースでのキャンターからのCコース追い。単走だが、6F標識を過ぎると、ぐんぐんと加速して、そのスピードは落ちない。6F77.5〜5F63.1〜4F50.1〜3F37.4〜1F12.5秒は全体が速い上に、終いまでしっかりしている超優秀な時計。ギャラクシーS(12月23日・阪神ダート1400m)が予定されているようだが、これだけ動くと、もう1F短い距離でのレースも見てみたい気もする。

 なお今週の馬場差は12日、13日とも先週よりも更に回復した『-1.0秒』で観測している。

【DP/5F64.5秒】
 通常時の追い切り頭数が40頭から50頭程度だが、今週も先週に引き続いて、70頭弱が追い切っている。馬場状態に関しては特に大きな変化はなく、時計が出やすい馬場であることは間違いない。

 今週の馬場差は先週とほぼ変わりなく、12日、13日ともに『-0.5秒』で観測している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。(取材・写真:井内利彰)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。