デムーロ騎手とのコンビが復活したエイシンフラッシュ/有馬記念(撮影:井内利彰)
天皇賞秋1着時のコンビが復活する、
エイシンフラッシュ(栗東・藤原英昭厩舎)とM.デムーロ騎手。今朝の最終追い切り(CW)にもジョッキーが跨ったが、馬場入り前にはデムーロ騎手が
エイシンフラッシュのトモを愛撫しながら、コミュニケーションをとるシーンが見られ、やはりこのコンビには一体感がある。
メテオライトが先に馬場入りして、それを追いかける形での馬場入り。向正面に入るカーブでは2秒近い差があるように見えたが、その差も次第に詰まっていき、道中は実にスムーズな運びで直線へ。その時点でも前との差はかなりあったが、ラスト1Fすぎに促されると、前を捕まえるフットワークに変わり、追われると一瞬にして抜き去る。6Fは83.0秒、後半が3F39.1〜1F11.9秒と時計的にも動き的にも文句ない内容。秋4戦目とはいえ、今朝の動きを見ると、状態が落ちた印象は全くない。
2回目のハロー明けのCコースをキャンターで1周した後、坂路で追い切りを行ったのは
アーネストリー(栗東・佐々木晶三厩舎)。先週と同じく、福永祐一騎手が跨って、単走での追い切りとなった。
2F目、3F目と速いラップで刻んだので、ラスト1Fは止まってしまうかも知れないという印象だったが、最後までしっかりした動き。先週とは違って、動きに力強さがあり、最後の1Fではもうひと伸びして見せた。時計は4F55.4〜3F40.1〜2F26.4〜1F13.3秒と一見、遅い数字に見えるが、今朝の馬場なら上等。近走成績は冴えないが、追い切りの内容だけなら、好調時と何ら変わりない。(取材・写真:井内利彰)