10日、京都競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1200m)は、柴原央明騎手騎乗の3番人気マツリダボーイ(牡2、栗東・大久保正陽厩舎)が、3番手追走から先に抜け出した8番人気エイシンケンザンを1.1/4馬身差し切って優勝した。勝ちタイムは1分13秒3(重)。さらに1.3/4馬身差の3着には10番人気マリアッチが入った。なお、7番ウォーターブリューは競走除外となっている。
勝ったマツリダボーイは、父ジョリーズヘイロー、母ブルーマスカラ(その父スターサンシャイン)という血統。9月5日のデビュー戦(小倉・芝1200m)では6着に敗れていたが、前走の未勝利戦(阪神・ダート1200m)では2着に好走していた。通算成績3戦1勝。ジョリーズヘイロー産駒は8月28日の未勝利戦(小倉・ダート1000m)を勝ったスターペスゲンズイ(牡2、栗東・土門一美厩舎)に続き、今年のJRA2歳戦2頭目の勝ち上がりとなった。
2R・2歳未勝利(芝1800m)は、熊沢重文騎手騎乗の3番人気テイエムヒットベ(牡2、栗東・五十嵐忠男厩舎)が、好スタートから先頭に立つと好位から伸びた1番人気マルカジークに2.1/2馬身差を付けて逃げ切った。勝ちタイムは1分47秒8(良)。さらに5馬身差の3着には5番人気イブキレボルシオンが入った。
勝ったテイエムヒットベは、父ヘクタープロテクター、母ワカセイウン(その父ホリスキー)という血統。叔父は現4勝のテンジンオーカン(牡5、美浦・松山康久厩舎、父オペラハウス)、近親には香港国際C(香G2)や96年中山記念(G2)などを制したフジヤマケンザン(牡16、父ラッキーキャスト)がいる。前々走、未勝利ながらひまわり賞(2歳OP、芝1200m)に出走し2着に好走し、前走の未勝利戦(阪神・芝1600m)も2着に入っていた。通算成績は4戦1勝。