10日、東京競馬場で行われた毎日王冠(G2・芝1800m)は、勝浦正樹騎手騎乗の1番人気テレグノシス(牡5、美浦・杉浦宏昭厩舎)が、道中最後方待機策から直線大外に持ち出すと、逃げた3番人気ローエングリンを1/2馬身差し切り快勝した。勝ちタイム1分46秒0(稍重)。さらに1馬身差の3着は中団待機から直線早めに仕掛けた2番人気ブルーイレヴンが入った。
勝ったテレグノシスは、父トニービン、母メイクアウイッシュ(その父ノーザンテースト)という血統で、半姉にはJRAで5勝を挙げたカモンマイハウス(牝11、父キャロルハウス)がいる。02年NHKマイルC(G1)、03年京王杯スプリングC(G2)に続く重賞制覇で、JRA重賞通算3勝目。また、今年の京王杯スプリングC、安田記念(G1)でも2着に好走しており、東京競馬場では10戦5勝、2着3回と抜群の成績を残している。通算成績18戦5勝。
鞍上の勝浦正樹騎手は、9月26日のオールカマー(G2)に続き、JRA重賞今年2勝目。通算では6勝目。管理する杉浦宏昭調教師は、テレグノシスで制した03年京王杯スプリングC以来の重賞制覇で、JRA重賞は通算8勝目。