ハギノカムイオー産駒が重賞勝ち

2004年10月14日 17:47

 14日、門別競馬場で行われた瑞穂賞(3歳上、ダート1800m、1着賞金200万円)は、五十嵐冬樹騎手騎乗の1番人気スローンフォル(牡6、北海道・桑原義光厩舎)が、直線内を突いて伸びると、先に抜け出した9番人気イルラーゴを1.1/2馬身差し切り優勝した。勝ちタイムは1分58秒2(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には、外から追い込んだ2番人気デルマキングオーが入った。

 勝ったスローンフォルは、父ハギノカムイオー、母タカサゴラフレシア(その父ブレイヴェストローマン)という血統。ハギノカムイオー(父テスコボーイ)は、80年桜花賞を制したハギノトップレディ(父サンシー)の半弟で、牝系は華麗なる一族と称される名門。83年宝塚記念など、通算14戦8勝の成績で種牡馬入りし、JRAでは90年ラジオたんぱ賞(G3)2着のカムイフジなどを輩出。地方では、フリーダムワールド(95年年青山記念)、ハギノミリオネール(93年建依別賞)、カムイフアースト(90年サガクイーン賞、現九州クイーン賞)と、3頭の地方重賞勝ち馬を輩出しており、フリーダムワールド以来、実に9年ぶりの重賞勝ちとなった。

 スローンフォルは、デビューから掲示板(5着以内)を外したのが僅か1回という堅実派で、9月12日の前走は札幌日経OP(OP、芝2600m)に出走し、7番人気ながらハッピールックの3着に好走していた。今回の勝利が重賞初制覇で、通算成績は31戦14勝(JRA1戦0勝)。勝ったスローンフォルの馬主には、マリエンバード(父Caerleon、凱旋門賞-仏G1)の種付け権利が与えられる。

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