直線で楽に抜け出して、1番人気のヘルデンテノール(牡、父ディープインパクト、美浦・大久保洋)が快勝した。勝ちタイムは2分0秒7。向正面で一気に2番手まで浮上し、直線で逃げたカフェリュウジン(9番人気)をかわすと、後続の追撃を余裕を持って振り切った。半兄に重賞4勝のサンカルロがいる血統馬で、今後の飛躍が楽しみだ。なお、1馬身半差の2着はカフェリュウジン、さらに首差で続いたミエノワンダー(5番人気)が3着だった。
「最初は折り合いを欠いたが、2番手になってからはうまく折り合えた。最後も余裕があった」と吉田豊は振り返る。「こういう競馬ができれば上でもやれる」と内容を評価する大久保洋師は、スプリングS(3月17日・中山)での重賞制覇に意欲を見せた。
提供:デイリースポーツ