2010年の桜花賞2着馬オウケンサクラが引退、繁殖入り

2013年02月20日 18:55

2010年の桜花賞2着馬オウケンサクラが引退、繁殖入り(写真は2010年フラワーC、撮影:下野雄規)

 20日、2010年の桜花賞2着ほか、同年フラワーCを優勝したオウケンサクラ(牝6、栗東・音無秀孝厩舎)が、先日17日の洛陽S(6着)を最後に現役を退くことが明らかとなった。今後は、生まれ育った北海道新冠郡新冠町の高瀬牧場で繁殖牝馬となる。

 同馬は、2009年11月28日の新馬戦(京都芝2000m)でデビューし4着。3戦目で年明けの未勝利戦(京都・芝1800m)で初勝利を挙げると、次走こぶし賞(500万・芝1600m)で2連勝を飾った。その後、重賞初挑戦となったチューリップ賞では4着に敗れたが、中1週で挑んだフラワーCでは好位追走から抜け出し、オークス馬・サンテミリオンらの追撃を抑え込んで重賞初制覇を飾った。さらに中1週で挑んだ桜花賞では3番人気に推され、安藤勝己騎手が逃げの手に出て、3冠牝馬アパパネの2着に粘り込んだ。

 その後はオークスでは3番人気に推されて5着、秋華賞は11着と成績を落としたが、3歳牝馬の身で挑戦した天皇賞・秋では17番人気ながら、ブエナビスタらを相手に4着と大健闘した。

 古馬になってからも多くのレースに出走したが、3歳時のような勢いが見られなくなり、重賞では2011年福島牝馬S、2012年CBC賞での4着が最高の成績となっていた。

 初年度の交配相手は未定だが、自身がサンデーサイレンスの血を持たず、ミスタープロスペクターの血も遠い背景からも、多くの系統の種牡馬との交配が見込まれる。

【プロフィール】
オウケンサクラ(牝6)
厩舎:栗東・音無秀孝
父:バゴ
母:ランフォザドリーム
母父:リアルシャダイ
馬主:福井明
生産者:高瀬牧場
通算成績:31戦3勝(重賞1勝)
主な勝ち鞍:2010年フラワーC

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