ヒラボクディープがゴール前できっちりと交わし、人気に応えて2勝目を挙げた(撮影:下野雄規)
23日、中山競馬場で水仙賞(3歳・500万・芝2200m)が行われ、道中は4番手のインコースで脚を溜めていた蛯名正義騎手騎乗の1番人気ヒラボクディープ(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が手応えよく直線に向いてくると、2番手追走から早目先頭に立った4番人気シャイニーリーヴァ(牡3、美浦・菊川正達厩舎)に残り80mで外から並んでゴール前ではきっちりと交わし、クビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分17秒1(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に、道中5〜6番手追走からゴール前で外から追い上げた、2番人気サンバジーリオ(牡3、美浦・尾形充弘厩舎)が入った。
なお、3番人気フォーナインキング(牡3、美浦・田村康仁厩舎)は、7着に敗れている。
勝ったヒラボクディープは、父ディープインパクト、母キャットアリ、その父Storm Catという血統。前走・ゆりかもめ賞(東芝2400m)では、ゴール前でやや包まれるような態勢となって、勝ち馬から0.2秒差の4着と惜敗。1番人気で挑んだ今回は、直線に向いて確かな脚取りから器用に抜け出してみせて、通算2勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ヒラボクディープ(牡3)
騎手:蛯名正義
厩舎:美浦・国枝栄
父:ディープインパクト
母:キャットアリ
母父:Storm Cat
馬主:平田牧場
生産者:下河辺牧場
通算成績:4戦2勝