24日、阪神競馬場で3歳中距離OP特別・すみれS(3歳・OP・芝2200m)が行われ、道中先手を奪って前半1000m64秒台のスローペースに持ち込んだ小牧太騎手騎乗の5番人気ナリタパイレーツ(牡3、栗東・宮本博厩舎)が、楽な感じで直線向いてくるとそのままリードを広げて最後まで逃げ切り、2番手追走から追い縋った1番人気ラストインパクト(牡3、栗東・松田博資厩舎)に、1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分16秒3(良)。

　さらに2.1/2馬身差の3着に、中団待機策から直線で外をじわじわと追い上げた、8頭立ての8番人気スペキュレイター(牡3、栗東・木原一良厩舎)が入った。

　なお、2番人気マウイノカオイ(牡3、栗東・村山明厩舎)は追込み不発で5着まで、3番人気プライドイズメシア(牡3、栗東・昆貢厩舎)は7着に敗れている。

　勝ったナリタパイレーツは、父ジャングルポケット、母ナリタジューン、その父フジキセキという血統。2戦目の1月14日未勝利戦(京都芝2200m)を13番人気の単勝万馬券を演出して逃げ切り、前走は中京・ビオラ賞では控えて4着。OP挑戦の今回は急遽の乗り替わりとなった小牧太騎手が、判断よくスローの単騎逃げに持ち込み、これがまんまと嵌って賞金加算に成功。通算2勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆ナリタパイレーツ(牡3)
騎手：小牧太
厩舎：栗東・宮本博
父：ジャングルポケット
母：ナリタジューン
母父：フジキセキ
馬主：オースミ
生産者：岡田牧場
通算成績：4戦2勝