快勝メイショウマンボは武幸とのタッグでGI制覇を狙う/フィリーズR

2013年03月11日 12:00

外に持ち出し豪快に突き抜けるメイショウマンボ=阪神競馬場

「桜花賞TR・第47回フィリーズR・GII」(芝1400m)は、阪神11Rに16頭で争われ、中団を追走した3番人気のメイショウマンボ(栗東・飯田明)が豪快な差し切り勝ちを決めた。4角ではそれほど手応えが良くなかったが、直線半ばでエンジンがかかるとものすごい伸び脚を披露。あっという間に前を行く他馬をかわしてゴール。勝ちタイムは1分22秒1。1馬身1/4差の2着には4番人気のナンシーシャイン、さらに半馬身差の3着には11番人気のティズトレメンダス。この上位3頭が桜花賞(4月7日・阪神、芝1600m)への優先出走権を手にした。なお、1番人気のサンブルエミューズは直線伸びあぐねて11着に敗れた。

 代打・川田が快音を響かせた。「もうちょっと前に行きたかったんですけど、流れ的にあの位置へ。でも、いいリズムで走れていました。上手に競馬ができていたし、トライアルとしてはいい勝ち方。自分は今回だけだが、本番も楽しみがあると思います」。武幸の騎乗停止に伴う乗り替わりだったが、エスコート役として最上の結果に満足そう。

 07年北九州記念(キョウワロアリング)以来の重賞制覇に、飯田明師も満面の笑みを浮かべる。「しまいは来る馬やからね。間を割って、よく伸びてくれたと思う」。祖母のメイショウアヤメはフィリーズレビューの前身となる4歳牝馬特別(98年)で2着。厩舎ゆかりの血統で果たしたリベンジVだった。「アヤメの血やね」とトレーナーは感慨深げに振り返った。

 本番は武幸との再タッグで悲願のGI制覇を狙う。「2400mは分からないが、2000mまでなら距離も大丈夫だろう」と指揮官は自信たっぷり。混迷深める桜の舞台へ、勢いに乗って主役の座を奪いに出る。

提供:デイリースポーツ

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