力感あふれるフォームで美浦Wを駆け抜けたダイワファルコン
ダイワファルコンは美浦Wで単走追い。リズム良く3、4角をクリアし、直線では豪快に地面をたたきつけて加速。6F81秒2-37秒8-12秒5で駆け抜けた。「予定通りの内容。しまいの反応も良かったね」と見守った上原師はうなずいた。
トレーナーを喜ばせるのは動きだけではない。「昔みたいにしっぽを振りながら走ることがなくなった。それがレースでの集中力にもつながっている」。以前は気性的なムラが見られ、実戦でブリンカーを着用した時期もあった。「横の馬を気にしたり、馬込みでフワッとしたり。そういう部分が今はない。ブリンカーも必要ないよ。大丈夫」と愛馬への信頼は厚い。
マイル戦は昨年の当レース以来。当時は5着に敗れたが、今は充実度が違う。「スタートもスッと出られるようになったから、マイルでも対応できる。自分の形に持ち込めれば、結果は出ると思っています」と力強く締めた。12年福島記念に続く2つ目の重賞獲得へ、自信を胸に送り出す。
重賞初制覇を狙う
ダイワマッジョーレは、栗東坂路で
リーゼントブルース(4歳1000万下)と併せ馬。しまい一杯に追われて、力強く先着を果たした。時計は4F54秒2-39秒8-13秒0。安藤助手は「1週前の動きは物足りなかったが、このひと追いで態勢は整った」と納得の表情。再度の遠征競馬に「輸送でイレ込むところがあるので、落ち着いて臨めれば」と期待を込めた。
提供:デイリースポーツ