無傷の4連勝で戴冠を狙う
クラウンロゼ。父ロサード、母の父ヒシアケボノと血統は地味だが、持てる能力は良血馬に交じっても引けは取らない。「繊細なところがあるので早めに栗東入り。筋肉痛もなくなり、調教が実になっている。先々を見据えた競馬をしてきたつもりだが、うまく結果も出してくれた。ここまできたら変わったことをせず、普段通りやるだけでしょう」と谷中助手は泰然自若の構えを貫く。1週前追い切りは栗東CWで6F82秒1-13秒2(馬なり)。少しうるさい面を見せているが、動きには余裕があった。過去、アネモネSの勝ち馬は本番では未勝利。だが、そんなジンクスもこの馬なら簡単にはね返してもおかしくはない。
鋭い決め手を誇る関東馬の
アユサン。この中間は栗東に滞在し、本番へ向けて調整が進められている。「栗東の環境にはすぐに慣れました。体はほぼ仕上がっていますよ」と森厩務員は好調をアピール。栗東CWで行われた1週前追い切りでは、主戦の丸山を背に6F79秒4-12秒1(一杯)をマーク。好時計で併走相手に先着した。「これまでの4戦はいずれも中間にアク
シデントがあったが、今回は全くない。体質が強くなり、強い攻めができるようになった。こんなに順調なのは初めてです」と日に日に状態はアップ。流れが速くなれば強烈な末脚がさく裂する。
提供:デイリースポーツ