29日、97年のケンタッキーダービー、プリークネスS(共に米G1)を制したシルヴァーチャーム Silver Charm(牡10)をJRAが購入したことが判明した。購入金額は不明。米・スリーチムニーズファームで繋養されているシルヴァーチャームは、12月上旬に輸入され、日本軽種馬協会静内種馬場で供用される。
シルヴァーチャームは、父Silver Buck、母Bonnie's Poker(その父Poker)という血統。父のSilver Buck(その父Buckpasser)は、シルヴァーチャーム以外に、フォーエヴァーシルヴァー Forever Silver(ブルックリンH-米G1)、シルヴァーメイドン Silver Maiden(フリゼットS-米G1)などを輩出している。
96年デルマーフューチュリティ(米G2)で重賞初制覇を飾ったシルヴァーチャームは、2番人気で迎えた97年ケンタッキーダービーでG1初制覇。続くプリークネスSも制し、米3冠馬誕生に期待が高まったが、ベルモントSではタッチゴ-ルド Touch Goldから3/4馬身の2着に惜敗した。その後は、98年ドバイワールドC(首G1)、ブリーダーズCクラシック(米G1)2着などの活躍を見せ、99年スティーヴンフォスターH(米G2)4着を最後に、通算24戦12勝の成績で引退、種牡馬入りした。現3歳世代が初年度産駒で、米国の産駒にはプリーチンアットザバー Preachinatthebar(牡3、サンフェリペS-米G2)などがいる。