現地時間31日、仏・サンクルー競馬場で行われたクリテリウムアンテナシオナル(2歳、仏G1・芝1600m)は、A.ルーセス騎手騎乗のヘリオスケルカス Helios Quercus(牡2、仏・C.ディアード厩舎)が、ドバイサプライズ Dubai Surpriseを1.1/2馬身制し優勝した。勝ちタイムは1分45秒3(重)。さらにクビ差の3着には新種牡馬モンジュー Montjeu(凱旋門賞-仏G1)産駒のウォークインザパーク Walk in the Parkが入った。
勝ったヘリオスケルカスは、父Diableneyev(その父Nureyev)、母Criss Cross(その父クリスタルパレス)という血統。3月に仏・メゾンラフィット競馬場でのデビュー戦(芝900m)を快勝。6戦4勝の成績で迎えた前走のシェーヌ賞(仏G3・芝1600m)で重賞初制覇を飾っていた。今回の勝利が初G1制覇で、通算成績8戦6勝。01年に創設された同レースの勝ち馬には、昨年の欧州年度代表馬で、03年仏ダービー、凱旋門賞などG1・4勝を挙げたダラカニ Dalakhani、今年の凱旋門賞を制したバゴ Bago(牡3、仏・J.ピース厩舎)がいて、近年の出世レースになっている。