ニホンピロアワーズが栗東DPで上昇気配をアピールした。緩やかに
スピードを上げながら迎えた直線。大きな首の動きに合わせて酒井が手綱を動かすと、伸びやかに駆け抜けた。6F78秒1-36秒7-11秒3。休み明けをひと叩きして明らかに変わってきた。大橋師、主戦の酒井ともに「使った上積みはある」と口をそろえた。
指揮官はすこぶる満足したようだ。「順調にきたな。先週にCWでしまいまでしっかりやっているから今週はサッと。DPだからというのもあるだろうけど、軽い感じに見えるやろう」と笑みを浮かべていた。今回はラ
イバルが変わるが、最大目標の帝王賞(6月26日・大井、ダート2000m)へ向けて、弾みをつけておきたい。
アンタレスS4着の
ソリタリーキングは、栗東坂路で
サンライズネオ(3歳未勝利)と併せ馬。0秒4遅れたが、攻め駆けしないタイプが4F53秒8-39秒5-13秒5をマークした。「55〜56秒かかるのが、先週も53秒台だったし、この季節が合うのかもしれないね」と和田助手。前走は出遅れて脚を余したこともあり「ゲート練習をした。バリバリ乗っても体が減らないように体調もいい」と反撃の準備は整っている。
提供:デイリースポーツ