25日、佐賀競馬場で第1回初夏賞(3歳上・ダ1400m・1着賞金40万円)が行われ、レース序盤は中団に待機していた吉田順治騎手騎乗の3番人気カシノペンダント(牝4、佐賀・北村欣也厩舎)が3〜4コーナーで外から徐々に先団へと接近すると、好位追走から連れて抜け出しを図った2番人気リアリーザワールド(牡5、佐賀・松島寿厩舎)をゴール前残り70mで捕らえて差し切り、最後は1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分30秒8(良)。
さらに2馬身差の3着に、逃げた1番人気アリューバニヤン(牡8、佐賀・高田豊治厩舎)が入った。
勝ったカシノペンダントは、父ローエングリン、母メジロボンベイ、その父スペシャルウィークという血統。2011年9月にJRAでデビューし、15戦未勝利のまま昨年9月に佐賀へと移籍。その後はこの日まで14戦して勝ち鞍には恵まれなかったが、重賞レースのここで見事に抜け出し、通算29戦目にして嬉しい初勝利を飾るとともに重賞制覇も果たすという、めでたい珍事となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆カシノペンダント(牝4)
騎手:吉田順治
厩舎:佐賀・北村欣也
父:ローエングリン
母:メジロボンベイ
母父:スペシャルウィーク
馬主:柏木務
生産者:諏訪牧場
通算成績:29戦1勝(JRA15戦0勝、重賞1勝)