ロードカナロアが豪快リハで最強ス
プリンターの脚力を見せつけた。雨の影響を受けて力を要する栗東CW。僚馬
カレンシュガーレイ(4歳500万下)を相手に約5馬身追走してスタートし、大外から並びかけたのが残り1Fだ。鞍上の仕掛けに鋭く反応すると、並ぶ間もなくスッと前へ。1馬身先着し、6F78秒3-36秒1-11秒6の好タイムをマーク。筋肉の塊を思わせる迫力ボディーを弾ませて“最高の出来”をアピールした。
岩田は高松宮記念以来のコンタクト。「堂々としている。乗っていてどっしりとしているな、と。気持ちがオンになって反応が良かった。状態をキープしているなと思った」。背中越しから伝わる好感触に笑みを浮かべ、悪い馬場状態にも「ケロッとしていた」と満足げに話した。
11年1月以来となる2年5か月ぶりのマイル戦。「久々のマイルだけど、(前々走に完勝を決めた1400mの)阪急杯でああいう競馬ができているし、1F延びるだけ。ゴールから逆算するレースをすれば問題ない」と主戦は手応えをつかむ。
強固な信頼関係は揺るがない。岩田はコンビを組んで目下4連勝中。
ロードカナロアは2度のレコード勝ちに稍重のVなどを含みデビューから[10・4・1・0]と、コース、条件を問わず、
パーフェクトな成績を残してきた。「どこからでも脚が使える。展開や枠など関係なく、自分で組み立てられる馬。不安は一切ない」と自信をみなぎらせた。
ス
プリントとマイルのGI制覇なら、デュランダル以来6頭目の快挙となる。「相手うんぬんよりも自分のレースをすれば結果はついてくる。“世界のカナロア”の走りを見せたい」。王者は速く、そして強い。世界レベルの実力とその性能をマイル戦でも見せつける。
提供:デイリースポーツ