サウンドリアーナは距離延長が課題も指揮官は自信の笑顔/ユニコーンS

2013年06月13日 12:00

 荒々しさは体の奥にしまいこみ、サウンドリアーナが栗東坂路を馬なりで駆け上がる。併走相手は同じケイムホーム産駒のキクノラフィカ(4歳500万下)だ。右前方に僚馬を置くと、行きたがるそぶりはまったく見せない。4F55秒0-39秒9-12秒9で0秒9先着を決めた。「コントロールの利いた精神状態だね」と佐藤正師。今回の1Fの距離延長が課題となるが、落ち着いた姿を見るとメドは立った。

 前走の端午Sは初ダートだったが、後方から一気に差し切り4馬身差の完勝だった。「血統的にも向くはずだし、試しにと思ったが、クラスひとつ違うような走りだった」と驚きを隠さない。

 長距離輸送での競馬も昨夏の新潟2歳S(3着)で経験済み。「もともとブリーズアップセール出身。牧場から中山まで運んでのセリだって経験している。坂? 問題にしないでしょう」と、指揮官の笑顔からは自信がにじみ出ていた。

 全日本2歳優駿覇者のサマリーズは栗東CWでエーシンヒットマン(5歳オープン)とワイドマンボ(3歳未勝利)との3頭併せ。時計こそ目立つものではなかった(5F69秒4-39秒9-12秒6)が、余力十分に駆け抜けた。「ちゃんと負荷はかけられているから大丈夫。休み明けも問題ないよ」と藤岡健師は好仕上がりを強調する。初コンビの内田博も「やっぱりダートでしょうね」とダート無敗のパートナーに熱い視線を注いだ。

提供:デイリースポーツ

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