21日、金沢競馬場で行われた北國王冠(3歳上、ダート2600m・1着賞金1000万円)は、加藤和義騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)エイシンクリバーン(牡8、金沢・佐藤茂厩舎)が、道中3番手追走から先に抜け出すと、2番手追走の2番人気センジュチカラに3馬身差を付け圧勝した。勝ちタイムは2分53秒2(不良)。さらに5馬身差の3着には5番人気オーミアジルが入った。
勝ったエイシンクリバーンは、父Marquetry、母Crafty Tenderoni(その父Crafty Prospector)という血統の米国産馬。全弟に現2勝のダブルブラザー(牡3、美浦・岩戸孝樹厩舎)がいる。JRAで40戦4勝の成績を残し、今年8月に金沢へ移籍。移籍後2連勝で迎えた前走の白山大賞典(交流G3)では7番人気ながら2着に好走していた。今回が重賞初制覇で通算成績44戦7勝(うちJRA40戦4勝)。鞍上の加藤和義騎手騎乗、管理する佐藤茂調教師ともに同レース初制覇。