2日、金沢競馬場で第31回読売レディス杯(3歳上・ダ1500m・1着賞金350万円)が行われ、道中は先頭と差のない3番手を進んでいた吉原寛人騎手騎乗の1番人気センゲンコスモ(牝6、川崎・内田勝義厩舎)が4コーナーで先頭に並びかけると、2番手追走から抜け出しを図った6番人気メビュースラブ(牝4、大井・松浦裕之厩舎)をゴール前で捕らえて差し切り、最後はアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分35秒6(良)。
さらに2馬身差の3着に、中団待機策から直線で脚を伸ばした2番人気エーシンアガペー(牝6、兵庫・橋本忠男厩舎)が入った。なお、3番人気デジタルゴールド(牝6、愛知・角田輝也厩舎)は6着に敗れている。
勝ったセンゲンコスモは、父トーホウエンペラー、母トーホウフローラ、その父Vicarという血統。2009年に名古屋でデビューし、3歳夏から川崎に移籍。その後は目立った離脱もなく連戦を重ねて南関東のオープンや重賞で入着を繰り返していたが、10度目の重賞挑戦で嬉しい初制覇。通算では13勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆センゲンコスモ(牝6)
騎手:吉原寛人
厩舎:川崎・内田勝義
父:トーホウエンペラー
母:トーホウフローラ
母父:Vicar
馬主:石川雅博
生産者:竹島幸治
通算成績:43戦13勝(重賞1勝)