デュランダル産駒、フラガラッハが大外からまとめて差し切り連覇/中京記念

2013年07月21日 17:50

高倉騎手に導かれ、フラガラッハが外から差し切り史上初の中京記念連覇を達成。7日に急逝した父デュランダルに捧げる勝利となった

 21日、中京競馬場でサマーマイルシリーズ第1弾のハンデ戦・中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)が行われ、道中スローペースの後方3番手でじっくりと待機していた高倉稜騎手騎乗の5番人気フラガラッハ(牡6、栗東・松永幹夫厩舎)が、直線に向いて残り200mで各馬が横一列になったところを大外から一気の末脚でまとめて差し切り、好位追走から直線でもしぶとく踏ん張った13番人気ミッキードリーム(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)に、1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒5(良)。

 さらに1馬身差の3着に、内から脚を伸ばした3番人気リルダヴァル(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)が入った。4着は2番人気ドナウブルー(牝5、栗東・石坂正厩舎)、5着は6番人気ワイズリー(セン5、栗東・松元茂樹厩舎)の順で確定。

 なお、この日6勝を挙げるなど絶好調モードの浜中俊騎手が騎乗していた1番人気ランリョウオー(牡6、栗東・橋田満厩舎)は、伸び脚なく10着に敗れた。また、4番人気フレールジャック(牡5、栗東・友道康夫厩舎)は4コーナーでジョッキーが下馬、競走を中止している。

 勝ったフラガラッハは、父は今月7日に14歳で急逝した稀代の追込みホース・デュランダル、母スキッフル、その父トニービンという血統。昨年のこのレースで鮮やかな追込みを決めて重賞初制覇を果たすも、その後の6走は惨敗続き。連覇を懸けて挑んだ今年は、上位勢からはやや離された5番人気に留まっていたが、8枠16番枠から中京コースのVロード・「大外」を射抜いて豪快に差し切り鮮やかな復活優勝。通算8勝目を挙げた。

【勝ち馬プロフィール】
◆フラガラッハ(牡6)
騎手:高倉稜
厩舎:栗東・松永幹夫
父:デュランダル
母:スキッフル
母父:トニービン
馬主:キャロットファーム
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:24戦8勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2012年中京記念(GIII)

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