4日、中山競馬場で行われた葉牡丹賞(2歳500万下・芝2000m)は、D.ボニヤ騎手騎乗の6番人気ウインクルセイド(牡2、美浦・鈴木伸尋厩舎)が、道中好位追走から直線内を抜け出すと、中団から伸びた13番人気ナイトアットオペラの追撃を1.1/4馬身差退け快勝した。勝ちタイムは2分01秒4(良)。さらにクビ差の3着に7番人気コスモオースティンが入り、3連単は1,063,900円と高配当になった。1番人気に支持されたメジロコルセアは後方からレースを進めるも直線伸び切れず7着に敗れた。
勝ったウインクルセイドは、父が新種牡馬キングヘイロー、母ロイヤルクロス(その父スリルショー)という血統。半兄に現3勝のマーベラスロイヤル(牡4、美浦・矢野照正厩舎、父マーベラスサンデー)がいるほか、従兄に98年日経賞(G2)を制したテンジンショウグン(父ノーアテンション)や、91年皐月賞(G1)2着のシャコーグレイド(父ミスターシービー)がいる。9月19日のデビュー戦(中山・芝1800m)を快勝後、11月6日の前走・百日草特別(500万下)ではワールドアベニュー(牡2、美浦・奥平真治厩舎)の0.4秒差の4着に敗れていた。通算成績は3戦2勝。キングヘイロー産駒では、いちょうS(OP)を制したニシノドコマデモ(牡2、美浦・萱野浩二厩舎)に次ぐ特別勝ちで、JRA通算10勝目となった。