小倉芝は軽い造りの先行馬、内枠の差し馬が狙い目/週末の馬場傾向予測

2013年07月26日 18:30

 netkeiba.comのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、JRA発表の馬場情報を踏まえた傾向予測です。明日の予想にお役立てください。なお、明日の開催終了後には土曜日の馬場傾向分析を公開いたします。

【小倉芝】
・開幕週でAコースを使用。芝丈は野芝オンリーで11〜13cm。金曜日に雨が降っているが、正午の時点で良馬場発表。乾きやすい時期でもあり、明日はパンパンの良馬場と考えて良いだろう。

・例年、時計が速くて軽い馬場状態。基本は前残り、内枠有利で考えれば良いが、道中内で脚を溜めた、軽い造りの馬の差しは決まりそう。

・ディープインパクト産駒のような、サンデーサイレンス系の軽い造りで瞬発力のあるタイプが内枠を引いていれば特に買い。

【小倉ダート】
・金曜日の雨の影響で、金曜正午時点では稍重発表。ただ、気温も高く乾きやすいので、土曜日は良馬場での競馬になりそう。

・1700mについては、乾いていると1800m実績のある馬、湿っていると1400m実績のある馬が好走する傾向にある。

・小回りコースで基本的に前残り。腰高で先行できる造りの、幅は薄目の馬が買い。

【新潟芝】
・この1週間は雨が降り続いており、金曜正午では稍重。週末も雨予報が出ている。ただ、新潟コースは水捌けが良いので、極端な馬場悪化まではいかなそう。

・例年の開幕当初は内回り、外回りともに先行馬や、道中〜3・4角でインを通った差し馬の好走が多いので、中途半端に外々を回らされそうなタイプは割り引いて考えたい。

・直線競馬や展開面での有利不利など、細かい傾向は明日のレースで確認したほうがいいだろう。

【新潟ダート】
・雨の影響により不良馬場。脚抜きの良い馬場か、開催中に降雨があるようだと水が浮くような馬場というのも考えられる。

・今年の春開催では力の要るダートになっていたが、夏は例年時計もマズマズ速く、軽めの質になっていることが多い。

・道悪ということで、初日に関しては距離を問わず先行して流れに乗れるタイプを中心に据えつつ、1200mでは外枠各馬の台頭にも気をつけておきたい。

【函館芝】
・中間木曜に55ミリの降雨があった関係で、金曜正午現在で稍重。週末は土日ともに雨予報が出ているので、今週は重めの馬場質での開催となりそうだ。

・先週からBコース使用だが、日曜のレース傾向を見る限りは、引き続き内を通った馬、内枠の馬、先行馬による決着が非常に目立っている。特に、多頭数の1200mでは内枠の恩恵が相当ありそうな印象を受ける。

【函館ダート】
・金曜正午現在で重。今年の開催は良馬場でも好タイムが出ている。水を含むと、500万下の1700mで1分45秒台を大幅に下回るケースも多々あるように、今週は高速決着となりそうだ。

・今開催は道悪になると、1700mでは先行馬の傾れ込み傾向が一段と加速する。逆に1000mでは、オーバーペースになりゴール前で差し馬がまとめて食い込むというパターンも目立つ。

先週の傾向、ならびにJRA発表の馬場情報を踏まえた、土曜のオススメ穴馬は下記の通りです。

【土曜日のオススメ穴馬】
・小倉1R13番コンゴウサクラ(馬場合いそう)
・小倉2R14番キクヒメ(先行力魅力)
・小倉3R8番ロケットダッシュ(ダート替わり注)
・小倉4R2番ワンダーブライド(枠順、脚質有利)
・小倉8R10番ジークジオン(小倉の障害合いそう)
・小倉9R4番アドマイヤクーガー(馬場質合いそう)
・小倉10R12番ヒロノプリンス(先行力魅力)
・小倉11R8番アマノレインジャー(条件合いそう)
・小倉12R10番ハギノウィッシュ(先行力魅力)
・函館11R9番アナバティック(先行力魅力)

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