ステイヤーズS、ダイタクバートラム圧勝

2004年12月04日 15:36

 4日、中山競馬場で行われたステイヤーズS(G2・芝3600m)は、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気ダイタクバートラム(牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、スタートで後手を踏み道中は最後方追走になるも、4角手前で一気に進出すると後方から追い込んだ4番人気グラスポジションに3馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは3分44秒8(良)。さらにアタマ差の3着には好位追走の13番人気テイエムジェネラスが入った。2番人気メイショウカチドキは11着、3番人気ラヴァリージェニオは8着に敗れた。

 勝ったダイタクバートラムは、父ダンスインザダーク、母スプリングネヴァー(その父サクラユタカオー)という血統。半兄は00年スプリングS(G2)など重賞5勝を挙げたダイタクリーヴァ(牡7、父フジキセキ)、伯父は91、92年マイルCS(G1)を連覇したダイタクヘリオス(牡17、父ビゼンニシキ)で、牝系はカブラヤオー(75年日本ダービー)と同じ一族になる。03年阪神大賞典(G2)で重賞初制覇を飾ると、続く天皇賞・春(G1)では1番人気に推されるもヒシミラクルの3着に敗れた。さらに03年宝塚記念(G1)6着後に、蟻洞を発症し休養入り。復帰後4戦目の北九州記念(G3)を日本レコードで快勝したが、京都大賞典、アルゼンチン共和国杯(共にG2)では4、5着に敗れていた。重賞3勝目で、通算成績33戦8勝。なお、02年の同レースはハナ差の2着に敗れている。

 鞍上のM.デムーロ騎手は、ダイワメジャーで制した皐月賞(G1)、ネオユニヴァースで制した大阪杯(G2)に続き、JRA重賞は今年3勝目。通算では10勝目。外国人騎手の同レース制覇は初めてとなる。管理する橋口弘次郎調教師は、ツルマルボーイで制した安田記念(G1)、ペールギュントで制したデイリー杯2歳S(G2)などに続き、JRA重賞は今年6勝目。通算では56勝目。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。