28日、函館競馬場で北海道シリーズ恒例の牝馬重賞・クイーンS(3歳上・牝・GIII・芝1800m)が8頭立てで行われ、スタートを決めて道中は逃げ馬にぴたりと付けての2番手を追走していた戸崎圭太騎手騎乗の1番人気
アイムユアーズ(牝4、美浦・手塚貴久厩舎)が、4コーナーを回るところで早々と先頭に立ってそのまま押し切り、後方待機策からゴール前で一気に差を詰めて2着に浮上した8番人気
スピードリッパー(牝5、美浦・鹿戸雄一厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分49秒4(良)。
さらに1/2馬身差の3着に、3〜4番手を追走して粘った3番人気
オールザットジャズ(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)が入った。なお、2番人気
マルセリーナ(牝5、栗東・松田博資厩舎)は、中団待機策から直線は内を突いたが脚色鈍ってさらに1.1/4馬身差の4着まで、5着には4番人気
キャトルフィーユ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)が入って掲示板は確定。
勝った
アイムユアーズは、父ファルブラヴ、母セシルブルース、その父エルコンドルパサーという血統。昨年夏に3歳牝馬の身でこのレースを制したが、その後は秋華賞、マイルCSなどGI戦線で敗退。この春は阪神牝馬S、ヴィクトリアマイルでも良かった頃に比べると物足りない成績が続いていたが、楽な先行策が望める少頭数、得意とする北海道シリーズと好条件が重なったここは、2度目の騎乗で癖を掴んだ戸崎圭太騎手が鮮やかに勝利に導いて久々4度目の重賞制覇。通算5勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
アイムユアーズ(牝4)
騎手:戸崎圭太
厩舎:美浦・手塚貴久
父:ファルブラヴ
母:セシルブルース
母父:エルコンドルパサー
馬主:ユアストーリー
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:14戦5勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2012年クイーンS(GIII)