古川を背に血統馬がしっかりとした脚取りで駆け抜けた。中団を追走した7番人気のメイショウスミトモ(牡、父ゴールドアリュール、栗東・南井)が4角で前の馬を射程圏に入れ、直線で力強く抜け出した。7月21日に続き函館のダート1700m戦では2度目の新馬戦だったが、勝ち時計は1分49秒8で前回より0秒8速かった。半兄は07年ユニコーンSを勝ったロングプライド。伯父には00年フェブラリーS、JCダートなどを制したウイングアローがいる。3/4馬身差の2着は後方から脚を伸ばした5番人気ハイベストバイオ、さらに2馬身差の3着には3番人気のライトオブホープが入った。なお、好位のインを追走した1番人気ウッドフォードは直線で伸びを欠き8着に敗れた。
「これで2週連続レコードだよ」と南井師は、先週の小倉新馬戦(ホウライアキコ)に続く初陣Vにニンマリ。古川は「この条件は合うと思っていた。バテないしぶとさがある」と豊富なスタミナを褒めた。
提供:デイリースポーツ