15日、船橋競馬場で行われたクイーン賞(3歳上牝、交流G3、ダート1800m・1着賞金3000万円)は、武豊騎手騎乗の2番人気レマーズガール(牝4、栗東・湯浅三郎厩舎)が、好位追走から直線入り口で先頭に立つと、追い込んだ1番人気グラッブユアハートの追撃を1/2馬身差抑えて快勝。勝ちタイムは1分53秒5(良)。さらに2馬身差の3着には後方待機から3角で進出していった9番人気ブルーマドンナが入った。
勝ったレマーズガールは父Defrere、母Timeless Twist(その父Timeless Moment)という血統で、叔母にはツイストアフリート Twist Afleet(父アフリート、トップフライトH-米G1)がいる。3歳時、交流重賞初挑戦となった関東オークス(交流G3)を圧勝すると、続くスパーキングレディーC(交流G3)も制し重賞連勝。秋華賞(G1)では16着と大敗したものの、4歳時にはTCK女王盃(交流G3)、エンプレス杯(交流G2)と、共にグラッブユアハートを退け重賞連勝を飾った。その後、スパーキングレディーCでグラッブユアハートに初黒星を喫し、前走エリザベス女王杯(G1)でも18着と大敗していたが、今回はきっちりと巻き返しに成功。重賞5勝目を飾った。通算成績25戦7勝(うち地方12戦5勝)。
鞍上の武豊騎手は、02年のビーポジティブに続き同レース2勝目。管理する湯浅三郎調教師は同レース初制覇となった。