16日、02年ブリーダーズGC(交流G2・ダ2300m)を圧勝したアルアラン(牡8、栗東・昆貢厩舎)が、15日付けでJRA競走馬登録を抹消された事が判明した。今後については未定。
アルアランは、父が93年のBCクラシック(米G1)を勝ったアルカングで、母がユーワジョイナー(その父ミルジョージ)という血統。伯父には新潟大賞典(G3)を制したユーワフォルテ(父ミルジョージ)がいる。
98年10月にデビュー4戦目(京都・ダ1200m)で勝ち上がるが、その後は負けが続く苦しいレースを続けた。それでも着実に勝ち星を重ねていき、6歳となった02年のアンタレスS(G3)では、13番人気ながら2着に粘り世間をアッと言わせた。続くオグリキャップ記念(交流G2・ダ2500m)で2着のミツアキサイレンスに3馬身差をつける快勝で重賞初制覇。さらに東海S(G2)でも僅差の3着に善戦すると、迎えたブリーダーズGCでは2着のブリリアントロードに9馬身もの差をつけて大楽勝した。その後は精彩を欠き、勝ち星には恵まれなかった。通算50戦8勝(うち重賞2勝)。