阪神芝内回りは決め手があれば差せるが、基本は逃げ先行有利/土曜日(7日)の馬場傾向分析

2013年09月07日 19:10

 netkeiba.com、競馬総合チャンネルのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、7日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。

【阪神芝】
・良馬場スタートも朝方の雨の影響で水分を含んだ状態。徐々に乾き始めていた感じだが、9R直前の雨で一気に稍重馬場に。今はいったん止んでいるようだが、夜中も明日も雨予報が出ているので、明日は道悪での競馬となりそう。

・雨で道悪見込みも、開幕週だけにそれほど悪くはならなさそう。ただ、土曜日よりはパワータイプが台頭してきそうだ。

・外回りでは内外あまり関係なく伸びる。内回りについては、絶対条件ではないが、基本的に逃げ、先行と道中で内目を通った馬が有利。

【阪神ダート】
・終日良馬場での開催も、10R以降は激しい雨が降ったため、含水量は多かったはず。明日は完全に脚抜きの良い馬場での開催となりそう。

・脚抜きの良い馬場になると逃げ、先行がかなり有利となる。1200mについては内枠も有利になる。

・軽い馬場質になるので、速い時計での好走実績を持つ馬や、手先の軽い造りをした馬を狙いたい。

【中山芝】
・雨は降らず朝から良馬場。芝2000mの紫苑Sは、勝ち馬セキショウが淀みなく逃げて1分59秒3。時計はあまり速くなっておらず、去年のような超高速馬場ではなかった。

・内回り・外回りともに逃げ・先行馬が活躍し、開幕週らしい決着が目立った。ただ、道中ムダな脚を使わずに溜めが効いていた馬に関しては、キッチリ差し込めている。

・やや力が要る馬場質で、更にタイトなレースが多からか、父・母父のトニービン系統や、同じグレイソヴリンの血を引くチチカステナンゴ産駒の台頭が目立っている。

【中山ダート】
・週中の雨が残り、終日稍重。昼頃には表面が徐々に乾き出していたが、それほど重い馬場という印象はなかった。

・初日は1800mが4鞍組まれたが、逃げ・差し・捲りなど決まり手は様々。位置取りや伸び所の有利不利はあまり見られなかった。

・芝と同様に、1800mではムダ脚を使うことなくしっかり折り合って運べるかが鍵を握るので、人気の中心を担う馬は戦い辛い面があるかも知れない。

土曜日の傾向を踏まえた、日曜のオススメ穴馬は下記の通りです。

【日曜日のオススメ穴馬】
・阪神1R5番フェブノヘア(馬場合いそう)
・阪神2R14番ロードメビウス(距離短縮、馬場合いそう)
・阪神3R11番ビットビエント(馬場合いそう)
・阪神6R2番マコトビジャーチ(馬場、距離合いそう)
・阪神7R4番スイートリリック(格下も条件合う)
・阪神8R11番メイショウマルマル(馬場合いそう)
・阪神10R5番カリスマサンスカイ(馬場質合いそう)
・阪神11R3番マイネルエテルネル(馬場合いそう)
・阪神12R6番ボストンリョウマ(馬場合いそう)
・中山11R5番ワイズリー(馬場合いそう)

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