瞬発力が光った。川田騎乗の1番人気
アトム(牡、父ディープインパクト、栗東・池江)が1分37秒5のタイムで鮮やかな差し切りV。スタートがひと息で道中は馬群を進み、直線では一瞬進路を失いかけたが、前があいてエンジンが点火すると一気に加速した。母シャイニングエナジーは06年ゲイムリーBCS・米GIの勝ち馬で、祖母も98年に米GIIIの
イエルバブエナHを勝っている。半馬身差の2着は3頭並んだ先頭集団から早めに抜け出した2番人気の
ミッキーアイルでディープインパクト産駒のワンツー。さらに1馬身1/4差の3着には直線の外めを伸びた6番人気の
ライザンが入った。
川田は「前半は進んで行かなかった。もっと前のポジションを取りたかったが、しまいはよく伸びてくれましたね。楽な競馬でなく、馬群で運べたのは今後へいい経験になったと思う」と伸びしろは大きそうだ。
提供:デイリースポーツ