武豊を背に馬場の外めを力強く伸びた1番人気のリアルヴィーナス(牝、父ネオユニヴァース、栗東・安達)が牝馬同士の一戦を制した。勝ちタイムは1分24秒4。道中は後方でじっくりと進め、鞍上のゴーサインに素早く反応して直線の坂を駆け上がり、先手奪取から粘り込みを図った2着バトルムーングロウ(13番人気)に1馬身1/4差をつけた。さらに首差の3着には好位の外めを運んだ10番人気のジツリキオーシャンが入り、最後方から脚を伸ばした2番人気アイリッシュハープが4着だった。
武豊は「気持ちのいい勝ち方ですね。気が強い子なので引っ掛からないか心配でしたが、レースではうまく折り合った」とセンスの良さを絶賛。安達師は「ユタカ君がうまく乗ってくれました。テンションは高いけど、芝に適性がありますね。まずは(栗東に)帰って落ち着かせたい」と今後を見据えていた。
提供:デイリースポーツ