10日、金沢競馬場で「白山大賞典トライアル」第9回イヌワシ賞(3歳上・ダ2000m・1着賞金200万円)が行われ、好スタートを決めて先手を取った吉原寛人騎手騎乗の1番人気サミットストーン(牡5、金沢・加藤和義厩舎)が、ゴールまでその脚衰えずにそのまま逃げ切り、4〜5番手追走から4コーナーで2番手へ浮上した2番人気グランシュヴァリエ(牡8、高知・雑賀正光厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分10秒1(良)。
さらに4馬身差の3着に、5番人気ハリマノワタリドリ(牡7、高知・雑賀正光厩舎)が入った。なお、3番人気タートルベイ(牡8、金沢・加藤和義厩舎)は4着だった。
勝ったサミットストーンは、父ロージズインメイ、母タイキアプローズ、その父Devil's Bagという血統。JRAではダートで4勝。今年5月に金沢へ移籍すると、その後は圧勝を重ねて7月の金沢スプリントC(ダ1400m)では3馬身差、前走・金沢競馬場移転40周年記念(ダ1700m)では6馬身差で重賞連勝。今回は交流重賞「白山大賞典トライアル」で高知のグランシュヴァリエら強豪馬も参戦してきたが、悠々と逃げ切り当地無敗のV5、重賞V3を難なく達成。通算9勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆サミットストーン(牡5)
騎手:吉原寛人
厩舎:金沢・加藤和義
父:ロージズインメイ
母:タイキアプローズ
母父:Devil's Bag
馬主:河崎五市
生産者:レキシントンファーム
通算成績:32戦9勝(JRA27戦4勝、重賞3勝)