19日、水沢競馬場で行われたトウケイニセイ記念(ダート1600m、1着賞金400万円)は、村上忍騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)トニージェント(牡7、岩手・村上実厩舎)が、中団追走から3角で徐々に進出すると、2番人気タイキシェンロンにクビ差し切り優勝した。勝ちタイムは1分41秒4(良)。さらに4馬身差の3着には早め先頭の5番人気チュードサンデーが入った。なお、3番人気に支持されたトキオパーフェクトは競走を中止している。
勝ったトニージェントは、父パークリージェント、母タキノトニー(その父ハビトニー)という血統。99年盛岡の新馬戦(芝1000m)でデビューし、3歳時のダイヤモンドC(盛岡)で重賞初制覇を飾ると、ダービーグランプリ(交流G1)でもレギュラーメンバーの3着と健闘。その後も、01年、02年と桐花賞を連覇、3走前にみちのく大賞典を制すなど盛岡、水沢で重賞勝ちを重ねており、トウケイニセイ記念3連覇を達成した。通算成績47戦16勝(うち重賞9勝)。