21日、阪神競馬場でききょうS(2歳・OP・芝1400m)が行われ、レース序盤で押して先手を奪った中井裕二騎手騎乗の5番人気ウインスプラッシュ(牡2、栗東・加用正厩舎)が、道中は単騎先頭の流れへ持ち込むと、ゴールまでその脚衰えることなくそのまま逃げ切り、2番手追走からゴール前で迫った9番人気クールジョジョ(牝2、栗東・目野哲也厩舎)にアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分22秒2(良)。

　さらに1.3/4馬身差の3着に、4番手から傾れ込んだ1番人気モズハツコイ(牝2、栗東・牧田和弥厩舎)が入った。なお、3番人気スナークマスカラス(牡2、栗東・川村禎彦厩舎)は4着、2番人気ラヴィーネ(牝2、栗東・安田隆行厩舎)は6着に敗れている。

　勝ったウインスプラッシュは、父マツリダゴッホ、母デルフィーネ、その父フォーティナイナーという血統。2走前の中京2歳S(芝1400m)では逃げて2着とするも、前走・小倉2歳Sでは流れに乗れず14着に惨敗。ここは人気を下げていたが、単騎逃げの形に持ち込んでしぶとく粘り込み、2勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆ウインスプラッシュ(牡2)
騎手：中井裕二
厩舎：栗東・加用正
父：マツリダゴッホ
母：デルフィーネ
母父：フォーティナイナー
馬主：ウイン
生産者：白瀬盛雄
通算成績：5戦2勝