好調キープのハクサンムーンが再び王者を“圧逃”する/スプリンターズS

2013年09月24日 12:00

 充実一途のハクサンムーン。春の高松宮記念で3着に粘り込むと、今夏は重賞を連勝してサマーシリーズのチャンピオンに輝いた。前走のセントウルSでは王者ロードカナロアに土を付け、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いにある。22日に行われた1週前追い切りは栗東坂路で4F61秒8-13秒8(馬なり)。控えた内容だったが、軽快なフットワークで登坂し、前走後も好調をキープ。「間隔が詰まっているので、当週にサッとやれば十分。1回使ってガス抜きができたのは大きいね」と西園師の表情も明るい。「ロードカナロアも上積みは大きいだろうし、今度は斤量差もなくなるからね。あくまでも挑戦者のつもりで臨むよ」と陣営は慎重な姿勢を崩さないが、持ち前のスピードを武器に再び王者を“圧逃”するシーンがあっても驚けない。

 セントウルSで3着に敗れたドリームバレンチノ。しかし、休み明けの函館スプリントS(7着同着)を叩かれ、仕掛けてからの反応などには良化が見られた。「いつも休み明けはパッとしないが、叩けば確実に良くなる馬」と牧野助手も愛馬の体調アップを実感。1週前追い切りでは栗東坂路で4F52秒8-12秒3(仕掛け)と好時計をマークし、全身を大きく使ったフォームで豪快に駆け上がった。これには「今回もひと叩きして馬体の張りが全然違ってきたし、松山も“すごく変わった”と言っていた。放牧先からガレて帰ってきた去年よりもいい状態で臨めるよ」と陣営も出来の良さに太鼓判を押す。過去にはロードカナロアを負かしたこともある実力馬。逆転は決して不可能ではない。

提供:デイリースポーツ

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