追い切り後の気配も抜群、思惑通りに仕上がったロードカナロア(撮影:井内利彰)
いつもより短い時間で角馬場でのキャンターを終え、1回目のハローを終えた坂路馬場へ向かったロードカナロア(栗東・安田隆行厩舎)。馬が密集する時間帯ではあったが、相変わらず落ち着き払った様子でスタート地点へ向かった。
カレンジェニオが前に行き、その2馬身ほど後ろにつけた。1Fごとにその差を詰めるような形になり、カーブを曲がったところで、即座に手前を替えると、馬体を併せるような形になったが、これに反応したカレンジェニオが先に仕掛ける形に。
ここからペースアップしていったが、脚色はロードカナロアが圧倒的。とはいっても、カレンジェニオが止まっているわけではなく、性能の違いだろう。4F52.0秒はこの時間帯の時計では、目立って速いわけではないが、2F24.2〜1F11.9秒はさすがの数字。追い切り後の気配も抜群、陣営も思惑通りに仕上げることができたといった感じだろう。(取材・写真:井内利彰)