南部杯エスポワールシチーなど安達昭夫調教師インタビュー/栗東トレセンニュース

2013年10月11日 15:50

「しっかり力を出せる状態には仕上げることができた」と師が語るエスポワールシチー(撮影:井内利彰)

 10月14日(祝)に盛岡競馬場で行われる南部杯に出走を予定しているエスポワールシチー、そして、りんどう賞(10月12日・京都芝1400m)に出走予定のリアルヴィーナスについて、安達昭夫調教師にインタビューした。

【エスポワールシチー】
―盛岡競馬場で行われる南部杯への出走は今年で4度目になりますが、昨年はエルムSをステップにしての出走でした(1着)。今年は2009年、2010年と同じ、かしわ記念から間隔をあけての出走となりますが、なにか意図はあるのでしょうか?

 フェブラリーS後に鼻出血がありましたし、レース間隔を詰めるというよりは、大事に使っていきたいという意図はあります。また、年齢的なこともあって、1走するごとの疲労がなかなか抜けなくなっているという体力的なこともあります。ただ、年齢を重ねたからといって、能力的に衰えたということは全くないと思います。

―2週前の追い切りに、今回コンビを組む後藤浩輝騎手が跨りました。ジョッキーから、なにかコメントはありましたか?

 すごくいい感触を掴んでくれたようですよ。あれだけのジョッキーですし、一度跨ってもらえば、どんな馬か分かってもらえるでしょうし、レースも後藤君に任せたいと思っています。

―この中間は坂路での追い切りが5本。あまり多くありませんが、仕上がりに関してはいかがでしょう?

 放牧先のファンタストでも、15-15を数こなしていたので、帰ってきた時にある程度動ける状態でした。ここを叩いて、というよりも、一戦一戦を大事にしていきたいので、しっかり力を出せる状態には仕上げることができたと思います。

【リアルヴィーナス】
―デビュー前の様子、前走のレースぶりを振り返っていただけますか?

 レースを使う週に(武)豊君に乗ってもらいましたが「結構、行きますね」と言われましたし、返し馬でも行きたがるようなところを見せていたので、レースでは折り合いが心配でした。ところが、実際には、折り合いを欠くようなことはなく、終いもいい脚を使えました。

―この中間も、前走時同様、1週前に速い時計を出して、レース週は終い重点という追い切り内容でした。

 飼葉をしっかりと食べてくれるので、加減せずに追い切りができるのはいいですね。勝ち時計が遅いので、時計の速い京都にどこまで対応してくれるかという不安はありますけど、潜在能力は高いと思います。デビュー戦もそうでしたが、まだまだ良化途上なので、レース経験を重ねるごとに、成長してくれればと思っています。(取材・写真:井内利彰)

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