クロフネ産駒のパッシングブリーズ(牡、栗東・浅見)がゴール前で計ったように差し切り、1番人気に応えた。道中は好位のインを追走。直線で外に切り替えて加速すると、2番手からいったんは後続を振り切った4番人気のフィリグラーナ(2着)を半馬身差とらえた。勝ちタイムは1分56秒7。伯父にGI馬テレグノシス、半兄に今年のマーチS3着のフレイムオブピースがいる血統背景からも、今後の活躍が期待される。さらに1馬身1/4差の3着には7番人気のテーオーイージスが入った。
福永は「まだ緩さを残しながらだったけど、理想的な競馬ができた。砂をかぶることも経験させたし、能力を感じる」と納得の表情を見せながら先を見据えていた。
提供:デイリースポーツ