スケールの大きな走りで勝ち上がったエイシンアロンジー(手前)=京都競馬場
今年の2歳が初年度産駒となる父シーザスターズは09年の英2冠&凱旋門賞の覇者。血統的にも注目を集めた2番人気のエイシンアロンジー(牡、栗東・西園)が圧巻の末脚で初陣を飾った。後方から内回りコースの外々を追い上げる厳しい形。ラスト2Fが11秒3-11秒4の高速ラップをゴール前でさらにギアを上げて力強く差し切った。勝ちタイムは2分2秒1。首差の2着は3番人気のファシーノ。さらに首差の3着は10番人気のマイネボニータ。なお、1番人気のサウンズオブアースは5着。インのポケットで前が詰まり、不完全燃焼のデビュー戦となった。
内田博は「外から順位を上げていけたし、追っての反応も良かった」と高評価。「能力は相当なもの。(3月に)亡くなった平井豊光会長が、シーザスターズの子だからと買ってくれた馬。いい報告ができます」と西園師。1戦を挟み、ラジオNIKKEI杯2歳S(12月21日・阪神、芝2000m)へ向かう。
提供:デイリースポーツ