今春に行われた目黒記念(東京芝2500m)をレコード勝ちしたムスカテール(栗東・友道康夫厩舎)。秋はオールカマー(9着)から始動し、前走後にノーザンFしがらきへ放牧に出され、10月8日に栗東へ帰厩。その後はアルゼンチン共和国杯(11月3日・東京芝2500m)を目標に調整されており、今朝はその1週前追い切りが行われた。

　レースでも手綱を握る、U.リスポリ騎手が跨って、坂路馬場での併せ馬。レッドフォーチュンが先行し、その真後ろで折り合いをつけての追走。残り400mの標識あたりで左から並びかける。一瞬、もたれるような仕草を見せるも、鞍上の剛腕でまっすぐ走る。最後まで、相手の前に出ることはできなかったので、見た目には地味な動き。また、時計も4F53.6秒と平凡だが、ジョッキーとの相性はよく見えた。

　デスペラード(栗東・安達昭夫厩舎)は、いつも通り、坂路馬場をキャンターで上がった後、DPコースで単走追い切り。前半をゆったり進めたため、全体的な時計は遅くなったが、ラスト1Fは鋭い伸びを見せた。時計は6F83.7〜5F67.9〜4F52.3〜3F37.5〜1F11.2秒。