反撃を誓う。ホッコータルマエは栗東坂路でティアップワイルド(7歳オープン)と併せ馬。体を並べてゴール板を駆け抜けると、4F54秒2-39秒6-12秒2をマークした。「オーバーワークにならないように、上がり重点で。使って良くなっている」と西浦師は納得の表情を見せた。
またがった幸も笑顔で馬上から下りた。「いい仕上がりです。スッと行きました」。数字に派手さはないが、その動きに十分な手応えをつかむ。6連勝を狙った前走が2着。連勝こそストップしたが、「後ろを気にしすぎて出し抜けを食らった。力負けじゃない」と復権に力を込める。距離は1600mから2000mまで幅広くこなし、9勝のうち8勝が違うコース。初の金沢2100mにも不安はない。「オールマイティー。力のいる馬場でも速い馬場でも対応する。好位につけて折り合うのが強み」と主戦は胸を張った。「来年のドバイへ向けて結果を出さないと」。視線の先にある世界制覇へ向けて、3つ目のGI勝ちを狙う。
ド迫力のフットワークだ。ジャパンダートダービーを圧勝したクリソライトは栗東坂路。ラストは気合をつけられ、4F53秒1-38秒7-12秒4をマークした。音無師は「一杯に、という指示。時計は特に気にしていないよ」と納得の表情を浮かべる。ただ、今回は初の古馬相手で、約3か月半の休み明け。「腹回りは締まってきたが、まだ余裕があるな」と慎重だった。
提供:デイリースポーツ