強烈な脚が馬群を切り裂いた。スタートがひと息で後方を進んだ9番人気の
ストロベリーキング(牡、父ハーツクライ、美浦・高橋文)が1分52秒4のタイムで快勝。直線半ばでも前の馬とは離れていたが、高倉の
ゴーサインに残り200mからエンジン全開。1頭だけ違う脚色で一気に突き抜けた。後手を踏んだ1番人気の
ラハイナルナは直線で外へ出すとじわじわと脚を伸ばし、坂を上がり切ったところでいったんは抜け出したが、最後にかわされて首差の2着。さらに1馬身1/4差の3着も後方追走から伸びた8番人気の
ラグジードライブだった。
高倉は「枠内で小さな虫を見て驚き、ゲートがあいたら頭を上げて突っ張っていた。外めの馬込みにはめ込んだら落ち着いて、最後は切れましたが、神経質な馬ですね」と怖がりな気性面を課題に挙げた。
提供:デイリースポーツ