昨日4日、金沢競馬場(曇、不良)で第13回JBCクラシック(JpnI)が行われた。今年は2100mで行われ、12頭が出走した。
好スタートを切った
サイモンロード(愛知)を内から交わして先手を奪った1番人気の
ホッコータルマエ(JRA)が、マイペースの逃げを打った。これを
サイモンロード、2番人気の
ワンダーアキュート(JRA)が追走し、5番人気の
ソリタリーキング(JRA)が内の4番手、
ドリームマジシャン(笠松)、3番人気の
クリソライト(JRA)、4番人気の
ハタノヴァンクール(JRA)が中団に続いた。
2周目の向正面から
ホッコータルマエがペースアップすると、
ワンダーアキュート、
ソリタリーキングが追走するも、後続は引き離される。直線に入ってもう1度伸びた
ホッコータルマエが、一杯になった
ワンダーアキュートを突き放して2馬身差の快勝。勝ちタイムは2分12秒6のコースレコード。これまでのレコードを0秒3上回った。勝利騎手はJRA栗東の幸英明。
直線で突き放された
ワンダーアキュートが2着に粘り、最後に差を詰めた
ソリタリーキングはハナ差届かず3着。地元金沢の
ジャングルスマイルは上位3頭から大きく離されたものの、後方から猛然と追い込み
クリソライトをクビ差交わして4着を確保。
ハタノヴァンクールは3コーナー手前から失速して11着と敗れた。
勝った
ホッコータルマエは父キングカメハメハ、母マダムチェロキー(母父Cherokee Run)の牡4歳・鹿毛。JRA栗東の西浦勝一厩舎所属。2012年8月のレパードS(GIII)で初重賞制覇。その後はジャパンカップダート(GI)で3着となるなど惜敗が続いていたが、今年2月の佐賀記念(JpnIII)からは5連勝。かしわ記念、帝王賞とJpnIを連覇した。前走マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)では
エスポワールシチーの逃げ切りを許して2着に敗れたが、このJBCクラシックで雪辱を果たし、これでJpnIは3勝目となった。通算20戦10勝(中央13戦5勝)。
JBCクラシックの売得金は10億1653万1100円となり、1競走あたりの売得金として金沢競馬場の記録を更新した。この10億1653万1100円は、これまで1日あたりの売得金レコードだった8億6365万4400円(1991年12月15日)を上回った。
また、このJBCクラシックを含めて3つのJpnIが行われた4日の金沢競馬は、1日あたりの売得金が24億9749万6300円で、こちらも金沢競馬場のレコードとなった。
提供:ラジオNIKKEI