サニングデールが引退

2005年01月14日 17:13

 14日、04年高松宮記念(G1)を制したサニングデール(牡6、栗東・瀬戸口勉厩舎)が、現役を引退し、種牡馬入りすることがJRAから発表された。今後は北海道静内の日本軽種馬協会静内種馬場で繋養される。

 静内町のタイヘイ牧場で生産された同馬は99年の当歳7月市場において5500万円で後藤繁樹氏によって購買され、01年11月にデビュー戦(中京・芝1200m)を快勝。その後、距離の適性を考慮されてクラシックには不参加も、02年のファルコンS(G3・芝1200m)で重賞初制覇を飾ると、続く函館スプリントS(G3・芝1200m)を連勝。02年CBC賞(G2・芝1200m)、04年阪急杯(G3・芝1200m)と短距離重賞を勝ち、04年高松宮記念(G1・芝1200m)ではデュランダルの追撃を凌いでG1初優勝を飾っていた。その後JBCスプリント(交流G1)に出走し3着になるなど、ダートでも非凡な才能をみせた。04年12月の香港スプリント(香G1)7着が最後のレースとなった。通算成績27戦7勝(重賞5勝)。

 サニングデールは父がウォーニング、母カディザデー(その父Darshaan)という血統。半姉に01年の中山牝馬S(G3)2着のグリーンプラネット(父ダンシングブレーヴ)、半弟には03年ラジオたんぱ賞(G3)2着のクレンデスターン(父コマンダーインチーフ)がおり、伯父には無敗で英・愛ダービー(共にG1)を制したKahyasi(父イルドブルボン)がいる。父のウォーニングは2000年に既に他界しているが、欧州ではDiktat、Charnwood Forest、Piccolo、Avertiなど多くの後継種牡馬が活躍中。日本ではサニングデールがウォーニングの初後継種牡馬で、トーヨーリファール(父Relaunch)、ホッカイルソー(父マークオブディスティンクション)など数少ないMan o'War系種牡馬として、期待は大きい。

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