少頭数の一戦は1番人気のデルフィーノ(牝、父ハーツクライ、美浦・牧)が力強く抜け出した。タイムは2分7秒0。3番人気ラインカグラ(2着)が主導権を奪って、緩やかな流れで淡々と進んだ。道中は4番手をリズム良く追走。後藤が満を持して追い出すと、余力を残して直線を迎えた逃げ馬を楽にとらえて1馬身3/4差をつけた。祖母は01年クイーン賞など交流重賞2勝のレディバラードで、母レディアーティストの半弟にはAJCCを勝ったダノンバラードがいる。血統面を含めて、今後の飛躍が楽しみな内容だった。なお、さらに1馬身3/4差の3着には2番人気のイイデフューチャーが入った。
後藤は「馬の後ろで落ち着いていたし、ステッキを入れずにあそこまで反応してくれた」と絶賛。近親にダノンバラードなどがいる血統馬の将来性についても「クラシックに向けて楽しみ」と大きな期待を寄せていた。
提供:デイリースポーツ