フェデラルホールなどステイヤーズS厩舎情報/美浦トレセンニュース

2013年11月27日 16:32

ブリンカー着用で調整されるフェデラルホール(撮影:佐々木祥恵)

 11月30日(土)に中山競馬場で行われるステイヤーズS(GII・芝3600m)に出走予定のフェデラルホール(牡4・中川公成厩舎)、コスモロビン(牡5・清水英克厩舎)、相沢郁厩舎のクリールカイザー(牡4)とセイカプレスト(牡7)、マイネルキッツ(牡10・国枝栄厩舎)についての各陣営のコメント。

フェデラルホールについて、中川公成調教師。
「今日(11/27)は、ウッドチップコースで6ハロンから追い切りました。前の馬を追いかけて、終い強めに追って最後は追い抜く形での稽古でした。馬は本当に良くなってきていますし、状態も良いですよ。

 他の馬を威嚇するところがあるため、先週からブリンカーを着けて調教しています。元々そのようなところがあったのですが、最近その傾向が強くなってきましたので、ブリンカーを着用することにしました。ジョッキー(吉田隼人)も、集中して走って効果がありそうと言ってくれました。前走(3歳以上1000万下・芝2400m・2着)も、逃げた馬が粘っていたこともありますが、手応えがあるのに抜こうといない面を見せていましたので、ブリンカー着用が良い方に出て、力を出してくれればと思っています。

 菊花賞(GI・8着)で3000mは走っていますが、3600mは初めての距離でやってみないとわからない面はありますね。掛かる馬ではないので、そのあたりは大丈夫でしょう」


コスモロビンについて、清水英克調教師。
「今日は坂路で併せ馬で結構やりました。元々攻め馬ではあまり動かないタイプですが、馬の感じは良いですよ。

 脚元の関係で、コース追いができず坂路でしか調教ができませんので、3600mで息切れしなければと思っています。ただ潜在的に心肺機能が高いので、そのあたりに期待したいですね。

 脚元を考えると、ここまで良く頑張ってくれていますし、この馬には本当に頭が下がる思いです。何とか1つ勲章を獲らせてあげたいですね」

クリールカイザーとセイカプレストについて、相沢郁調教師。
「クリールカイザーの前走(甲斐路S・3歳以上1600万下・芝1800m・3着)は、休み明けでしたからあんなものでしょう。当初は中山2週目の自己条件のレースを考えていましたが、フルゲートも割っていますし、ここでも戦えるのではないかということで、急遽このレースに出走することにしました。折り合いを欠いてしまうとまずいですが、逃げて勝った時のイメージがありますから、気分良く走れると良いと思っています。ジョッキーに聞いても、来週の自己条件の1800mを使うよりこの距離の方が良いのではないかと言っていました。

 元々重賞を勝てると思っていたように力がある馬なので、メンバー的にも十分やれると期待しています。距離は未知数ですが、自分の力を出せば良い結果がついてくるのではないかと思っています」

 セイカプレストは、東京コースはあまり良くないのですが、中山は終いはそれなりにちゃんと来ますので、去年のこのレースで4着に来た時のような競馬をしてくれればと思っています。
 北海道の洋芝が合うので、あちらに行くと走るんですよ。その点、中山でどうかとも思いますが、去年4着に来ていますから、期待はしています。

 北海道から戻ってきてから1度休ませて、アルゼンチン共和国杯(GII・芝2500m・10着)を叩いていますので、状態は前走よりは良いと思います。この馬のことをわかっている津村騎手に戻るのも良いでしょう。

 この馬は無事是名馬の代表のような馬ですし、良いところを見せてほしいですね」

マイネルキッツについて、国枝栄調教師。
「今日の追い切りもまずまずの動きでしたよ。前走のオールカマー(GII・芝2200m・10着)では柴田大知騎手が騎乗しましたが、ズブい馬なので乗り慣れていないジョッキーだと難しい面がありますね。今回は良くわかっている三浦に戻りますので、頑張ってほしいです。長い距離では短い距離ほど瞬発力は要求されないので、大丈夫でしょう」(取材・写真:佐々木祥恵)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。